「麦茶のデザイン」について考える

6月1日は麦茶の日だったらしい。すっかり夏らしくなった。

夏といえば麦茶。小さい頃からお茶といえば麦茶。

麦茶はもう嫌だ、ジュースが飲みたい、と親に文句を言うほど冷蔵庫には麦茶しかなかった。

スーパーだと、1リットルくらい作れるティーバッグが54袋も入っていてしかも500円もしない。もっと安かったりもする。

あまりにも身近であまりにもコスパがいい。

しかも水と比べて明らかに元気になる気がする。すごいのだ。

緑茶に比べて一辺にたくさん作れるし。一日一回つくれば家庭での飲料なら十分。

しかもカフェインを含まないので、子どもの飲み物にもぴったり。

やかんでお湯を沸騰させてティーバッグを入れとくだけという手軽さ。

都合がいい。都合が良すぎる。しかも栄養もある。

すごいぞ麦茶。

 

さて、そんな麦茶をデザインという角度で考えると?

 

一番身近なスーパーに売っているもの。

外袋の色は、記憶にある限り青か茶色。

 

青は夏の青空の色だろうか?それとも麦茶の茶色を引き立たせる役割かな?

 

茶色は麦茶の色か、大麦の色だろうと思われる。

 

中には大量に麦茶のパックが入っていて、一袋をやかんに投入してつくる。

このパックにするという発想が一気に手間を減らし、作るのを簡単にした。

やかんに入れて煮出すだけ。後片付けもぽいっと捨てるだけ。パックすげえ。

このパックにするというのを最初にしたのは誰なのか?

 

ウィキペディアによると、

1963年(昭和38年)に常陸屋本舗が大型コーヒー焙煎機を輸入し、

それを利用して麦茶の大量生産を開始し、

同年に日本初のティーバッグ麦茶(煮出し専用タイプ)が同社から発売された。

とある。すごいぞ常陸屋本舗。

 

HPがあったので見てみた。「ヒタチヤホンポ」と読むんですね。

http://www.hitachiya-honpo.co.jp/html/MU_sai40.html

これか!元祖ティーバック麦茶!

個人的にはあまり見覚えは無いけど、

 

http://www.hitachiya-honpo.co.jp/html/MU_sai9.html

こっちの徳用江戸麦茶はなんだか懐かしい。家にあった気がする。今でも探せば買えそうだ。

人によっては麦茶といえばこれ!かもしれない。

なんだか素朴で、文字はあまり見やすくないけどそこがなんか好きだったりもする。

 

書体と色使い、文字や写真や線をやたら縁取っているせいか妙に懐かしさを感じさせる。

あと左上の商品の中身の見せ方と右下半分の背景の大麦を敷き詰めている写真にも懐かしさを感じる。

きっと発売当時は麦茶を作るときにこれを直接煮出していたのだろうから、この写真ですぐに麦茶だとわかったんだろうな。

 

僕にはこの大麦を見ても麦茶を思い出すことはなかなか難しい。

麦茶といえば少し中が見えなくなっている白っぽいティーバックだ。

便利だからいいんだけど少し寂しい気もする。煮出しタイプも試してみようか。

  

そしてこの麦茶売ってたら買おう。なんたって元祖だ。